京都で一番古い和菓子の老舗候補8選|創業年の見方まで迷わず選べる!

鴨川沿いの遊歩道と水面に映る京都市街地の風景
グルメ

京都で和菓子の老舗が一番古いのはどこかを調べると、創業年の古さ、現在も買えるか、菓子専門店として見るかで答えが少し変わります。

最古級としてよく挙がるのは、今宮神社門前であぶり餅を出す一文字屋和輔です。

一方で、箱入りの菓子を持ち帰りたい人には、応永28年創業とされる亀屋陸奥や、文亀3年創業とされる川端道喜なども重要な候補になります。

この記事では、京都の和菓子老舗の古さを創業年だけでなく、業態、現地での買いやすさ、贈答向きかどうかまで含めて整理します。

なお、本家尾張屋のように歴史上は非常に古いものの、2026年時点で本店飲食営業の長期休業や菓子製造販売終了が公式に告知されている例もあるため、訪問前の確認を前提にしてください。

京都で一番古い和菓子の老舗候補8選

八坂の塔を望む東山の歴史的な街並みと観光風景

京都で一番古い和菓子の老舗を探すなら、まずは創業年が古い店を時代順に見て、現役で味わえるかどうかを分けて考えるのが近道です。

一文字屋和輔は長保2年創業と伝わるため最古級の候補ですが、菓子の種類や買い方まで含めると亀屋陸奥、川端道喜、とらやなども比較対象になります。

一文字屋和輔

一文字屋和輔は、今宮神社の東門前であぶり餅を提供する老舗です。

長保2年の創業と伝わるため、京都で一番古い和菓子の老舗を探す人が最初に確認したい存在です。

京都府観光連盟の紹介では、竹串に刺した餅を炭火であぶり、白味噌だれを付ける今宮神社名物として掲載されています。

名称 一文字屋和輔
創業目安 長保2年、西暦1000年と伝わる
代表菓子 あぶり餅
特徴 今宮神社門前の最古級候補
向いている人 現地で歴史を味わいたい人
料金目安 1人前数百円台
注意点 日持ち重視の土産には不向き
住所 京都府京都市北区紫野今宮町69

亀屋陸奥

亀屋陸奥は、西本願寺前で本願寺ゆかりの菓子を守る老舗です。

公式の沿革では、創業が応永28年で西暦1421年にさかのぼると紹介されています。

持ち帰りや贈答を前提に古い和菓子の老舗を選ぶなら、松風で知られる亀屋陸奥はかなり有力です。

名称 亀屋陸奥
創業目安 応永28年、西暦1421年
代表菓子 松風
特徴 西本願寺ゆかりの焼菓子
向いている人 日持ちする土産を選びたい人
料金目安 千円台から
注意点 素朴な味わいを好む人向け
住所 京都府京都市下京区西中筋通七条上る菱屋町153

本家尾張屋

本家尾張屋は、寛正6年創業とされる菓子と蕎麦の老舗です。

公式サイトでは、2026年1月11日をもって本店の蕎麦飲食営業を長期休業し、菓子製造および販売を終了したと告知されています。

現在の購入候補というより、京都の菓子文化と蕎麦文化をつないだ歴史上の重要店として押さえる位置づけです。

名称 本家尾張屋
創業目安 寛正6年、西暦1465年
代表菓子 蕎麦板など
特徴 菓子から蕎麦へ広がった老舗
向いている人 京都の食文化史を知りたい人
料金目安 現在は購入要確認
注意点 本店飲食は長期休業中
住所 京都府京都市中京区車屋町通二条下る仁王門突抜町322

とらや

とらやは、室町時代後期に京都で創業した和菓子屋です。

とらや公式の歴史ページでは、五世紀にわたり和菓子屋を営み、後陽成天皇の在位中から御所の御用を勤めていたと説明されています。

現在も京都一条店と虎屋菓寮があり、老舗感と買いやすさの両方を求める人に向いています。

名称 とらや
創業目安 室町時代後期
代表菓子 羊羹、季節の生菓子
特徴 御所御用の歴史と全国的知名度
向いている人 格式ある贈答品を選びたい人
料金目安 数百円台から数千円台
注意点 喫茶と物販で所在地が異なる
住所 京都府京都市上京区烏丸通一条角広橋殿町415

川端道喜

川端道喜は、御ちまき司として知られる京都屈指の老舗です。

京都観光Naviでは、文亀3年に開かれた餅屋を起源とし、水仙粽や羊羹粽を代表銘菓として紹介しています。

店頭で気軽に選ぶというより、予約して特別感のある和菓子を受け取る感覚に近い店です。

名称 川端道喜
創業目安 文亀3年、西暦1503年
代表菓子 水仙粽、羊羹粽
特徴 宮中ゆかりの粽文化
向いている人 予約して名品を味わいたい人
料金目安 数千円台
注意点 予約前提で考える
住所 京都府京都市左京区下鴨南野々神町2-12

鍵善良房

鍵善良房は、祇園で江戸中期から続く老舗です。

公式サイトでは、江戸中期より八坂神社門前で祇園とともに歩んできた店として紹介されています。

創業年の古さだけで最上位ではありませんが、くずきりを店内で味わえる老舗として観光客にも選びやすい存在です。

名称 鍵善良房
創業目安 江戸時代中期
代表菓子 くずきり、菊寿糖
特徴 祇園で味わう喫茶の名店
向いている人 観光中に甘味も楽しみたい人
料金目安 喫茶は千円台から
注意点 混雑時は待ち時間に注意
住所 京都府京都市東山区祇園町北側264

笹屋伊織

笹屋伊織は、享保元年にあたる1716年創業の京菓子老舗です。

公式サイトでは、御所の御用を仰せつかり京へ呼び寄せられたことが始まりと説明されています。

毎月限られた日に販売されるどら焼が有名で、希少性のある京都土産を探す人に合います。

名称 笹屋伊織
創業目安 享保元年、西暦1716年
代表菓子 どら焼
特徴 販売日限定の名物がある
向いている人 限定感のある土産を選びたい人
料金目安 数百円台から数千円台
注意点 どら焼は販売日を要確認
住所 京都府京都市下京区七条通大宮西入花畑町86

鶴屋吉信

鶴屋吉信は、享和3年にあたる1803年創業の西陣の老舗です。

公式の沿革では、初代鶴屋伊兵衛が上京区で創業したことが記されています。

本店では買い物だけでなく、茶寮や菓子の実演を楽しめるため、老舗体験として選びやすい店です。

名称 鶴屋吉信
創業目安 享和3年、西暦1803年
代表菓子 京観世、柚餅
特徴 西陣本店で菓子文化を体験
向いている人 買い物と喫茶を両方楽しみたい人
料金目安 数百円台から数千円台
注意点 茶寮の営業日は要確認
住所 京都府京都市上京区今出川通堀川西入る

一番古い店を決める前に見る基準

京都駅ビルの外観と駅前ロータリーの街並み

創業年だけで一番古い店を決めると、現在の営業状況や菓子の種類を見落としやすくなります。

京都の老舗和菓子は、神社門前の餅、寺院ゆかりの焼菓子、御所に関わる上菓子など、成り立ちがそれぞれ違います。

創業年

創業年は最もわかりやすい比較軸ですが、公式が明確に西暦で示している場合と、伝承として語られている場合があります。

一文字屋和輔の長保2年創業は最古級として語られますが、観光情報によっては店舗情報と名物紹介が中心で、創業年の細部まで載せていない場合もあります。

亀屋陸奥や鶴屋吉信のように公式ページで創業年が確認できる店は、記事や旅程に入れるときにも説明しやすいです。

見る点 判断の仕方 注意点
西暦 年代順に並べる 伝承か公式かを確認
元号 時代背景を読む 換算ミスに注意
継続性 現役かを見る 休業情報を確認
業態 菓子専門かを見る 蕎麦併設などもある

現役性

老舗を訪ねる目的が食べることなら、現在も営業しているかが創業年より大切になることがあります。

本家尾張屋のように歴史上は非常に古くても、公式サイトで長期休業や菓子販売終了が告知されている場合は、現地で味わう候補から外して考える必要があります。

訪問予定日が近い場合は、公式サイト、観光協会ページ、店舗SNS、電話の順で確認すると安心です。

  • 公式サイトの最新告知
  • 観光協会ページの店舗情報
  • 定休日と臨時休業
  • 予約の要否
  • 販売終了商品の有無

菓子の種類

一番古い和菓子の老舗を探す人の中には、今すぐ食べたい人と、持ち帰れる土産を探す人が混在しています。

一文字屋和輔のあぶり餅は現地で味わう体験に強く、亀屋陸奥の松風は持ち帰りや贈答に向きます。

川端道喜の粽は予約性と特別感が強く、気軽な食べ歩きよりも目的を決めた購入に向いています。

  • 現地甘味なら一文字屋和輔
  • 日持ち土産なら亀屋陸奥
  • 予約名品なら川端道喜
  • 格式ある贈答ならとらや
  • 喫茶体験なら鍵善良房

目的別に選ぶ京都の老舗和菓子

鴨川沿いの遊歩道と穏やかな川の流れの風景

同じ老舗でも、旅先で食べる菓子と、家族や取引先へ渡す菓子では選び方が変わります。

京都で一番古い和菓子の老舗という切り口を活かすなら、相手や場面に合わせて歴史の伝えやすい品を選ぶのが満足度を上げるコツです。

観光

観光中に楽しむなら、現地でしか味わいにくい菓子を優先すると記憶に残ります。

今宮神社参拝と一文字屋和輔のあぶり餅を組み合わせると、神社門前の歴史や厄除けの文脈まで自然に楽しめます。

祇園周辺を歩くなら、鍵善良房のくずきりを休憩に組み込むと、老舗和菓子と町歩きの相性がよくなります。

  • 今宮神社とあぶり餅
  • 祇園散策とくずきり
  • 西陣散策と鶴屋吉信
  • 下鴨方面と川端道喜

手土産

手土産では、古さの話題性よりも持ち運びやすさと渡しやすさを重視するのが安全です。

亀屋陸奥の松風は、歴史の説明がしやすく、素朴で個性のある京都土産として印象に残ります。

とらやや鶴屋吉信は、包装や知名度の安心感があるため、相手の好みがわからない場面でも選びやすいです。

目的 選びやすい店 理由
歴史重視 亀屋陸奥 創業年を語りやすい
格式重視 とらや 知名度が高い
京都らしさ重視 鶴屋吉信 西陣の老舗感がある
希少性重視 笹屋伊織 限定販売品がある

贈答

贈答用なら、相手が受け取った後に保存しやすい商品を選ぶことが重要です。

羊羹や焼菓子のように日持ちしやすい品は、先方の都合に合わせて食べてもらいやすいです。

生菓子やあぶり餅は魅力的ですが、受け渡し時間や当日中の消費が難しい場面では避けた方が無難です。

  • 日持ちを確認する
  • 個包装を優先する
  • 相手の人数に合わせる
  • 冷蔵の有無を確認する
  • のし対応を確認する

古い和菓子店を巡るなら意識したい動線

八坂の塔を望む東山の歴史的な街並みと観光風景

京都の老舗和菓子店は市内に点在しているため、創業年順だけで回ると移動時間が長くなりがちです。

観光の満足度を上げるには、北区、上京区、祇園、京都駅周辺など、エリアごとにまとめて巡る方が現実的です。

北区

北区方面では、今宮神社と一文字屋和輔を中心に考えると動線が組みやすいです。

あぶり餅はその場で味わう菓子なので、食事の前後や休憩の時間帯に入れると無理がありません。

近くの寺社や大徳寺周辺と合わせれば、古い京都の空気を感じる半日コースになります。

起点 組み合わせ 向く時間
今宮神社 一文字屋和輔 午前から午後
大徳寺 門前散策 半日
北大路 市バス移動 雨の日にも便利

上京区

上京区では、とらや京都一条店、鶴屋吉信本店、俵屋吉富本店などを候補にできます。

御所や西陣の文化に近いエリアなので、格式ある京菓子の雰囲気をまとめて感じやすい地域です。

一度に多く買うより、喫茶や資料的な展示も含めてゆっくり回ると老舗の違いが見えやすくなります。

  • 京都御所周辺を歩く
  • 西陣方面へ移動する
  • 喫茶の営業を確認する
  • 持ち帰り量を抑える

下京区

京都駅から比較的寄りやすい下京区では、亀屋陸奥と笹屋伊織が候補になります。

亀屋陸奥は西本願寺前、笹屋伊織は七条大宮付近にあるため、駅周辺の観光や帰る前の買い物と合わせやすいです。

ただし、笹屋伊織のどら焼のような限定販売品は日付が合わないこともあるため、通常商品も候補に入れておくと安心です。

近い目印 使い方
亀屋陸奥 西本願寺 歴史土産
笹屋伊織 七条大宮 限定品狙い
京都駅 各百貨店 補助購入

訪問前に確認したい注意点

京都駅ビルの外観と駅前ロータリーの街並み

老舗和菓子店は、一般的な観光施設よりも営業日、販売数、予約条件が変わりやすいことがあります。

京都で古い店を訪ねるほど、昔ながらの営業スタイルが残っている場合もあるため、予定を詰め込みすぎないことが大切です。

営業日

営業日を確認せずに訪れると、定休日や臨時休業で買えない可能性があります。

水曜定休や火曜定休など店ごとに違いがあり、祝日や行事日で変則営業になることもあります。

特に遠方から訪問する場合は、前日か当日に公式情報を確認し、必要なら電話で問い合わせるのが確実です。

  • 定休日
  • 臨時休業
  • 年末年始
  • 販売日限定品
  • 喫茶のラストオーダー

予約

川端道喜のように予約前提で考えたい店は、ふらっと立ち寄る計画に入れると失敗しやすいです。

予約制の店では、商品名、受取日時、数量、支払い方法を事前に確認しておくと当日がスムーズです。

老舗ほど現金のみや電話予約中心のケースもあるため、普段のネット購入とは違う前提で準備しましょう。

確認項目 理由 対策
予約要否 当日購入不可を避ける 電話で確認
受取時間 蒸し物や生菓子に影響 余裕を持つ
支払い方法 現金のみの場合がある 現金を用意
消費期限 贈答可否に関わる 渡す日を合わせる

日持ち

和菓子は種類によって日持ちが大きく違います。

あぶり餅や生菓子はその日のうちに楽しむ前提になりやすく、旅の最終日に買って遠方へ送る用途には向かない場合があります。

贈答や会社への差し入れなら、羊羹、焼菓子、個包装の商品を優先すると扱いやすくなります。

  • 当日中の菓子
  • 数日以内の菓子
  • 常温保存できる菓子
  • 冷蔵が必要な菓子
  • 個包装の菓子

古さだけでなく味わう場面で選ぶのが満足への近道

鴨川と高野川が合流する賀茂大橋付近の風景

京都で一番古い和菓子の老舗を一つ挙げるなら、長保2年創業と伝わる一文字屋和輔が最古級の有力候補です。

ただし、現地で食べるあぶり餅、持ち帰る松風、予約して受け取る粽、格式ある羊羹では、同じ老舗和菓子でも満足する場面が違います。

歴史を体験したいなら一文字屋和輔、土産として語りやすい品を選ぶなら亀屋陸奥、特別感を求めるなら川端道喜、贈答の安心感を求めるならとらやや鶴屋吉信が選びやすいです。

本家尾張屋のように歴史は古くても現在の営業状況が変わっている店もあるため、訪問前には公式サイトや観光協会情報で最新状況を確認してください。

創業年の順位だけにこだわらず、誰と食べるか、どこへ持ち帰るか、どんな京都らしさを伝えたいかで選ぶと、老舗和菓子の魅力をより自然に楽しめます。